●用語の説明
シャッターが開いている時間です。
シャッタースピードは通常の撮影では1/〇〇〇秒となり、カメラ本体には○○○の部分の数値が表示されます(シャッタースピードが1秒以上の場合は表示に’’が付きます)。
シャッタースピードを速くすると光を取り込む量は減ります(同じ明るさの写真にしようとするとF値を下げるかISO感度を上げる必要があります)が、一瞬を切り取ることができるので被写体のブレや手振れを防ぐことができます。
シャッタースピード1/30秒と1/1000秒で撮影したプラレールの写真を載せています。
1/30秒では被写体がぶれていますが、1/1000秒ではぶれることなく撮影できています。
動きのある撮影ではシャッタースピードが下がりすぎないように設定しましょう。
レンズが取り込むことのできる光の量です。数字が小さいほうが多くの光を取り込むことができます。
絞りを操作することでF値を変化させることができます。
F値を小さくすると、ピントが合う範囲が小さくなり、背景や前景をぼかした写真を撮ることができます。光を取り込む量も多くなるのでシャッタースピードを速くしたりISO感度を下げることができます。
F値を大きくすると、ピントが合う範囲が広くなるので、集合写真のように全体にピントを合わせたい場合や前景や背景をぼかしたくない場合にはF値を大きくします。
F値1.7の場合とF値8.0の場合の写真を載せています。
F=1.7の場合は前後の被写体がボケています。F=8.0の場合は前後の被写体にもピントが合っています。
背景や前景をぼかしたい場合はF値を低く設定し、前後をしっかりと写真に入れたい場合はF値を大きく設定しましょう。
カメラに入った光をどの程度増幅させるかの数値です。
ISO感度を高くすることで光をより増幅することができ、早いシャッタースピードで撮影することができますが、ノイズが入りやすくなります。
写真の明るさを設定します。
+側に設定すると写真全体が明るくなり、-側に設定すると写真全体が暗くなります。
●おすすめの設定
運動会や動き回る被写体を撮影する場合は、モードダイヤルを”シャッタースピード優先”にし、1/500秒から1/1000秒程度に設定すると被写体がぶれるのを防ぐことができます。
モードダイヤルを"絞り優先"に設定し、F値を低く設定することで背景や前景のボケ具合を調整することができます。
シャッタースピードが速すぎるとカクカクした動画となってしまいます。
"シャッタースピード優先"にして30pの場合は1/30秒から1/60秒、60pの場合は1/60秒から1/120秒に設定して撮影するとなめらかな動画となります。
屋内で撮影する場合、光源によってちらつきがでる場合があります。シャッタースピードを電源周波数が50Hz(富士川以東)の地域は1/50秒もしくは1/100秒、60Hz(富士川以西)の地域は1/60秒もしくは1/120秒に設定することでちらつきを抑えることができます。